可部線の72系


  全国から旧国や旧型電機が次々に姿を消していた頃、西日本ではまだ結構な数が活躍中だったので、1980年3月に思い切って広島を訪問した。呉線の80系、可部線の72系、そして瀬野八のEF59を巡る旅だった。

  ここ可部線の電化区間では72系電車が現役で、ウグイス色の車体に警戒色のオレンジを纏った斬新?な外観で細々と運行されていた。時間も土地勘も全くなかったので、駅撮りが中心となってしまったが、お目当てだったクモハ73及びクハ79の若番を記録出来たのはラッキーだった。

  可部駅は72系用のホーム(1、2番線)だけが電化されており、三段峡方面へ繋がっている3番線とその西側の留置線などは非電化だったので、3番線に立つと72系の存在を忘れてしまう程の独特な佇まいだった。新製間もないキハ40 2000番台の姿もあり、旧型気動車に入れ替えの時期が迫っていた事が覗える。
 

以下は可部駅です


上2枚 クハ79004


クモハ73001


左側は可部駅の非電化部分


キハ40 2043とキハ26 171


左奥はキハ23


キハ23の並び。右の車両はキハ23 17。


三段峡行きのキハ26 171+キハ23が可部駅を後にする


キハ40 2046




上3枚 クハ79326


ボロボロの72系とピカピカのキハ40




上2枚 腕木式信号機だらけの可部駅








クモハ73001







走行中の列車内から撮影。



先頭の車両はクモハ73313


途中の交換駅では、駅員がタブレットを持って列車を出迎えていた。右の車両はキハ25 208。




以下は横川駅です


クモハ73001



クハ79004


クモハ73169



クハ79326



ちょっと不思議なサボ





場所は失念したが、タクシーの洪水と市電



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