山梨交通 いすずCCM410/川重 1980.4製造


  老朽化の為に引退したモノコックバスの一台を、動態保存を目的に再生したのが、このCCM410である。昔、身延線の撮影や登山でこの地方を訪問した際に、この塗色の山梨交通の路線バスに大変お世話になったが、大型の短尺車に混ざって、この様な中型車も結構見かけたものだった。この系列の車両は、全国的に殆ど見かける機会は無くなったが、古い車両の歴史的価値を認めて、現役の形で残されている山梨交通さんの計らいは、本当に素晴らしい。真夏の営業でも、効きの良いエアコンのお陰で快適な移動時間を提供してくれるのが嬉しい。

  今年の後半は、山梨交通さんのHPに紹介されている通り、高頻度の運行が予定されているので、是非乗車、撮影に行ってみては如何でしょうか。



上2枚 県立美術館の緑と見事に調和する落ち付いたカラー。






上5枚 今回の運用では、武田信玄の銅像のある甲府駅に、何度も姿を見せる。現役復活しなければ、ここで堀北真希に見つめられる事も無かった筈。







上3枚 ボディは矩形なので、車内の狭さは感じない。


ベンチレーターカバーの取り付け方が面白い。






上5枚 武田神社でも、この小ぶりなバスの存在感は大きい。


行先表示装置は、貸切車の格下げ時に、後付けされたの如く、上部に突き出している。




2009.8.12撮影


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