こべっこ号


 こべっこ号は、昭和31年10月にいすゞ自動車/川崎航空機工業が製造したボンネットバスで、道幅が狭くカーブの多い道路でもスムーズに走れる様、ボディの幅を若干縮めた特別仕様のバスである。昭和47年7月に廃車になるまで述べ38万キロを走行し、引退後は長田区北町の旧車両工場で牽引車として余生を送っていたが、昭和63年6月に永年保存の為に内外装の化粧直しを行い、更に平成元年3月にエンジンや足回りのオーバーホールを行って、17年ぶりにナンバーを取得して市民の前に再登場し、神戸祭り等で活躍した。

 しかし、いよいよ補修部品が調達出来なくなり、平成5年8月に新製したこべっこ2世号にバトンを渡して引退し、交通局の車両工場に保存、展示された。

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