惜別 鹿島鉄道 (2007.3.31限りで廃止)





2007年2月上旬から、各車両に順次取り付けられたさよならHM。2007.2.24


誰もいない借宿前駅に灯が灯る。2007.3.30







上6枚 常時車掌の乗務する、夕張鉄道からの譲受車、キハ714。1999.5、2003.11.22、2007.2.24、3.21、30






上5枚 元は流線型の国鉄キハ07型であった、キハ600型。2007.2.12、17、24、3.24、30


  国鉄キハ07とほぼ同一設計で1952年に新潟鐵工所で製造されて夕張鉄道に納入され、後に岩手開発鉄道に譲渡されたのが、このキハ301である。鹿島鉄道のキハ714は1953年に新潟鐵工所で製造され、同じく夕張鉄道に納入されているので、僅か1年の製造年の差が、これだけ外観を異ならせた事になる。鹿島鉄道キハ600が1972年に現在の姿に改造される前は、この様な優美な流線型で活躍していた。この画像は1985年に岩手開発鉄道の盛駅で撮影したものです。







上6枚 4両が在籍する、自社発注のKR-500型。近年、製造時の地味なカラーから、車両毎に異なるカラフルなカラーへと、塗色変更された。2003.11.22、2007.1.8、14、27、2.24、3.30








上7枚 加越能鉄道からの譲受車、キハ430型は2両が在籍する。2007.1.5、27、2.24、3.10、3.21、24、30





上4枚 桃浦-八木蒔間では、車窓に霞ヶ浦と筑波山が広がる。2007.2.12、24、3.10、21


「みんなでカシノリ ファイナルラン」での、お楽しみ撮影会の為に、キハ714とキハ431が並べられた。2007.1.27


JR石岡駅の東側に位置する、鹿島鉄道石岡駅。2007.1.27



上2枚 桃浦駅の今昔。変わったのは車両の塗色くらいである。1997年頃と、2007.2.10


「みんなでカシノリ ファイナルラン」での、お楽しみ撮影会のヒトコマ。2007.1.27


全長100mはあろうかと思われる、奥行きの長い木造機関庫。2007.1.27


塗色変更された直後のキハ431。2003.11.22



上2枚 浜-玉造町のカーブを行く、キハ430型。1999.5、2007.1.14


貨物輸送廃止に伴い海外へ旅立ってしまった、旧国鉄から2両譲受された、DD13型ディーゼル機関車。1997年頃



上2枚 僅か7、8年の間にカラフルになった、石岡機関区の車両や建物。1997年頃と、2007.1.5


玉造町の小さなガーダーを渡る、キハ431。2007.2.10


時間が止まった様な、借宿前駅。2007.2.24


霞ヶ浦と筑波山をバックに行く、キハ432。2007.1.14


KR-500型の2連運行は珍しい。2007.3.10


春の霞ヶ浦をバックに、のんびりと走るキハ714。1999.5


日の出直後、霞んだ湖をバックに、キハ602が行く。2007.1.14


廃線を迎える前の2007.2.27に解体されたDD901。永久保存の夢は絶たれた。2007.1.8


  常磐線石岡から鉾田までの27.2キロを結ぶ鹿島鉄道には、骨董品的な気動車が現役で働いています。旧国鉄のキハ601(1936年製造)、602(1937年製造)、元加越能鉄道のキハ431、432(共に1957年製造)、そして旧夕張鉄道のキハ714(1953年製造)です。沿線風景も田園、湖、峠など変化に富み、古豪達を引き立ててくれます。最近までDD13国鉄型ディーゼル機関車牽引で貨物輸送も行っていましたが、残念ながら廃止となりました。

  ここでは、まだ鹿島鉄道カラーだった1997年春以降、度々訪れて撮影した記録を紹介します。尚、構内撮影は事前に許可を得ています。



みんなでカシノリ ファイナルラン


  2007年1月27日、みんなでカシノリファイナルランが開催されました。石岡機関区の見学と撮影会の後、定期列車に併結されたKR-500型2両に乗車し、沿線風景を眺めながらカシノリ弁当を頂き、鉾田駅到着後は軌道自転車運転、ライブ演奏、鉄道模型運転等を楽しみ、夕方石岡駅に戻るという行程でした。私もネットで申し込み、当日は早朝から石岡駅周辺にて撮影を開始し、イベント時は展示車両のヘッドマークが入れ替わる度に様々なアングルで撮影しました。天候にも恵まれ、丸一日穏やかな撮影日和でした。
 









以下も同日各所で撮影した画像です。枚数の関係上、小さいサイズでの公開となります事をご了承下さい。




































































































































普段の何気ない光景です。車両自体、短い期間に結構小変化が有りました。

桜の咲く頃の桃浦にて、キハ432とキハ601の交換。
この鹿島鉄道カラーの方が懐かしい感じがします。


反転式標識が目立つ、キハ432。
桃浦を後にするキハ601。


石岡機関区で休むキハ431とDD13367。

DD13171


DD13367


キハ714とDD902が並ぶお決まりの光景。


最新鋭のKR-503。

国鉄急行色的なツートンカラーになったキハ601。





ワンマン運転不可能なキハ714は、朝の通勤通学時間帯に活躍する事が多い。



左は1999年5月、右は2003年5月撮影。この間に全ての旧型車両の反転式標識が廃止された模様。







      前面の塗り分けで大きく印象が変わるキハ431と432。2003年5月末まで両方の顔が楽しめた。そして、2003年9月には・・・
      今度はキハ431が緑色の金太郎塗りとなって登場しました。



塗り替えられ、更にクラシックな外観となったキハ431 (四箇村-常陸小川、借宿前)


2003年11月22日に運転されたチャリンコ号。予定では旧型4連のはずだったのだが・・・アレレ?!(四箇村-常陸小川、玉造町)


第2、第4土曜日に単行運転されるキハ714 (借宿前)


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