取り残されたバス停


  栃木県南部に残存するバス停の遺構です。一本柱タイプは佐野市内に、二本柱タイプは葛生町内に残存しています。前者の方は文字は完全に消滅し、黄色い地肌のみが怪しい雰囲気を醸し出しています。かつては学校に通う子供達や商店へ買い物に出かける主婦達が集っていたバス停周辺に人影は無く、辺りもすっかり様変わりしてただ時間だけが流れて行きます。後者の方は街のメイン通りに今も尚現役であるかの様に、町営バスのバス停と並んで立っています。かつてここに佐野営業所の関東自動車がやって来ていた事を示す生き証人であるかの様に・・・

調査・撮影 : farewell song 様






     
かつて葛生町内に関東自動車と東武バスが運行されていた事
を現在に伝えるバス停。元々別々の名称だったものを栃木県
バス協会が統一した大変貴重な遺構である。




 
関東自動車の通過予定時刻が記されたプレート


戻る