簗瀬車庫 懐かしの車両


  簗瀬車庫にいたBU10の中で、異色の存在だったのがこの1971年製造の栃22あ・・89である。実はこのバスは昭和50年頃、宇都宮駅発石那田経由船生行きとして運行中、日光街道でボンネット型ダンプカーに衝突され後部を大破してしまいました。直ちに一の沢工場に搬入され、損傷した後部の大修復工事が開始され、エンジンも当時生産されていた新製品に載せ替えられて、数ヶ月後には現役復帰したのです。エンジン音が低床型のBU10と同じになり、僚車(・・84〜・100)とはかけ離れた存在となりました。僚車の中で・・95は、末期にヘッドライトヴェゼルが日野車のものに替えられており、こちらもこの・・89と共に目立った存在でした。

1989.12.3 ずーま様撮影



ダンプカーに追突され、後部を大破した直後の姿 (撮影:BJ41−V)

★この事案後既に25年以上が経過し、実車も存在しないので敢えて掲載しました。



BU10/川崎 1972年製造


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