磐梯東都バス 森のくまさん いすずBXD30/帝国自動車工業 1967年製造



(車内走行音と車外走行音がお楽しみ頂けます)


湖望の湯前〜桧原大橋(第2便)


湖望の湯前〜桧原大橋(第3便)


狐鷹森〜早稲沢(第2便)


第1便の車内から


磐梯高原駅(第1便)


狐鷹森〜早稲沢(第2便)



上2枚 野鳥の森付近(第3便)


裏磐梯高原ホテル(第2便)


  今年の運行があと3日に迫った2005年11月4日、桧原湖を周遊する元、江若交通のボンネットバスに乗車し、撮影して来ました。好天に恵まれ、紅葉真っ盛りの桧原湖外周を走るBXD30を充分堪能出来ました。朝5時前に出発、日本初の制限速度80キロの一般道路を通り、日光街道を北上。今市から会津西街道を進み、田島町、会津若松市を通過し、北塩原村へと入りました。バスが発着する磐梯高原駅に着いたのは8時半頃で、第1便の乗車に充分間に合うと判断し、バス停で待つ事にしました。8時45分頃に回送でやって来た「森のくまさん」と約1年ぶりに再会し、早速周遊券を購入して乗車しました。バイオディーゼル燃料を使っているので、どんな音がするのかとエンジン始動に期待しましたが、普通のディーゼルエンジン音と何の変わりもありません。気温が低かったので最初のうちはガラガラとちょっとうるさい感じがしました。
 最前列の席に座り、ビデオを回しながら桧原湖周遊の旅に出発しました。運転手さんの安全運転でゆっくりと進んで行きます。車線はあるものの、桧原湖の右岸を進む道は見通しの悪い急カーブの連続ですが、運転手さんの華麗なハンドルさばきで車齢40年に程近いBXD30は軽快に走ります。小さな集落を幾つか通過すると道は急に狭くなり、バス1台がやっと通れる様な断崖絶壁を何ヶ所も抜けて行かねばなりませんが、この辺りが最も自然に満ち溢れた空間です。左岸の桧原大橋から南下する道路は立派に整備されていますが、自然との調和を考慮して作られているなと感じました。
 道の駅裏磐梯で10分間の休憩をとり、桧原湖と少しの間別れて出発点の磐梯高原駅へと戻って来ました。ボンネットバスで巡る高原の旅、本当にいいもんですね。ではまた、お目にかかりましょう。

@第1便からの車窓など。

8時45分頃、第1便が回送でやって来た。周遊券を購入して、早速乗車する。

出発して暫くの間は、ホテルや民宿が点在している道路を走るが、道路拡張工事の為の砂利道や林の中の小道を通る部分もある。

右左折や停車の際にピョコンと顔を出すアポロ。



左岸の一部には昔のままの狭い区間が多々残っている。

暫く走り続けた後、道の駅裏磐梯で10分間の休憩をとる。

緑色の綺麗なシートが並んだ車内。準観光バス風である。

江若交通時代の登録番号標。

当時の新聞記事も掲示されている。


A走行写真。

森のくまさんに相応しい光景が、桧原湖左岸に点在する。

広々とした、道の駅裏磐梯で小休止。

右岸からは長い区間で、綺麗な湖を堪能出来る。

右岸側の道路は綺麗に整備され、幅も広い。但し歩道は無い。

終点間近に、裏磐梯高原ホテルのエントランスを通過。

日本の原風景の中を進む。

桧原大橋を過ぎると長い直線区間が現れる。

生まれてから暫くの間、琵琶湖の辺で活躍したバスは、今度は桧原湖と共に時を刻んでいく。

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